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楽天証券と楽天カードは、楽天ブラックカードによる投信積立の楽天ポイント進呈率を、現在の一律2.0%から最大3.2%へ引き上げると発表しました。
新しいポイント進呈率は、2027年1月の積立購入分から適用されます。
最大3.2%還元を受けるには、積立購入年の前年に楽天カードで年間400万円以上のショッピング利用が必要です。毎月10万円を積み立てた場合、年間最大38,400ポイントを獲得できます。
ただし、年間400万円の利用金額に楽天証券の投信積立は含まれません。楽天ブラックカードの年会費も考慮して、本当にお得になるか判断する必要があります。
本記事では、最大3.2%還元の条件や対象期間、年間獲得ポイント、注意点を詳しく解説します。
目次
- 楽天ブラックカードの投信積立が最大3.2%還元に
- 変更は2027年1月の積立購入分から
- 年間400万円利用で3.2%還元
- 年間最大38,400ポイントを獲得可能
- 積立額別の獲得ポイント
- 年間400万円に含まれる利用・含まれない利用
- 2027年分は2026年の利用額で判定
- 3.2%分は2回に分けて進呈
- 追加1.2%分が対象外になるケース
- 投信積立に使えるのは本人名義の楽天カードだけ
- 楽天ブラックカード以外の還元率はどうなる?
- 楽天ブラックカードの年会費を回収できる?
- 他カードから切り替える場合の考え方
- 最大3.2%還元がおすすめの人
- 無理に狙わなくてもよい人
- 楽天ブラックカードで投信積立を設定する方法
- よくある質問
- まとめ
楽天ブラックカードの投信積立が最大3.2%還元に

楽天証券の投信積立では、楽天カードを使って毎月100円から10万円まで投資信託を購入できます。
今回の変更では、楽天ブラックカードで投信積立を行う場合のポイント進呈率が、カードの年間ショッピング利用金額に応じて変動する仕組みになります。
| 年間ショッピング利用額 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 400万円未満 | 2.0% | 2.0% |
| 400万円以上 | 2.0% | 3.2% |
年間400万円未満の場合は、現在と同じ2.0%です。
年間400万円以上を利用すると、通常の2.0%に1.2%分が追加され、合計3.2%になります。
変更は2027年1月の積立購入分から
新しいポイント進呈率は、2027年1月の積立購入分から適用されます。
公式発表では、2026年11月13日以降の積立設定分が対象と案内されています。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 新制度の積立設定 | 2026年11月13日以降 |
| 最初の対象 | 2027年1月積立購入分 |
| 年間利用額の判定期間 | 積立購入年の前年1月1日~12月31日 |
| 2027年分の判定 | 2026年1月1日~12月31日の利用額 |
2027年1月から12月までのポイント進呈率は、原則として2026年中の楽天カード利用額によって決まります。
制度開始後に楽天ブラックカードを申し込んで400万円利用すればよいわけではなく、前年の利用実績が判定対象になる点に注意してください。
年間400万円利用で3.2%還元
最大3.2%還元を受けるには、前年の1月1日から12月31日までに、楽天カードで合計400万円以上のショッピング利用が必要です。
年間400万円を月額に換算すると、約33万4,000円です。
年間400万円利用の目安
| 期間 | 必要な平均利用額 |
|---|---|
| 1年間 | 400万円 |
| 1カ月あたり | 約33万4,000円 |
| 1週間あたり | 約7万7,000円 |
普段の買い物だけで達成するには高い条件ですが、家族カードや複数枚の楽天カード利用分も集計対象です。
光熱費、通信費、旅行代金、税金、保険料など、カード払いに対応する支出を集約すれば達成できる可能性があります。ただし、利用先によって楽天ポイントの通常進呈率や支払い手数料が異なる場合があります。
年間最大38,400ポイントを獲得可能
楽天カードによる投信積立の上限は、毎月10万円です。
楽天ブラックカードで毎月10万円を積み立て、3.2%還元の条件を満たすと、年間38,400ポイントを獲得できます。
3.2%還元の計算
- 毎月の積立額:10万円
- 年間の積立額:120万円
- ポイント進呈率:3.2%
- 年間ポイント:38,400ポイント
計算式は次のとおりです。
100,000円×12カ月×3.2%=38,400ポイント
月間・年間の獲得ポイントを比較すると、以下のようになります。
| 還元率 | 月10万円積立 | 年間獲得ポイント |
|---|---|---|
| 2.0% | 2,000ポイント | 24,000ポイント |
| 3.2% | 3,200ポイント | 38,400ポイント |
| 差額 | 1,200ポイント | 14,400ポイント |
今回の改定により増えるポイントは、年間最大14,400ポイントです。
「38,400ポイントが新たに上乗せされる」のではなく、従来の2.0%分を含めた合計である点に注意してください。
積立額別の獲得ポイント
毎月の積立額別に、年間獲得ポイントを比較します。
| 毎月の積立額 | 年間積立額 | 2.0%還元 | 3.2%還元 | 年間差額 |
|---|---|---|---|---|
| 1万円 | 12万円 | 2,400ポイント | 3,840ポイント | 1,440ポイント |
| 3万円 | 36万円 | 7,200ポイント | 11,520ポイント | 4,320ポイント |
| 5万円 | 60万円 | 12,000ポイント | 19,200ポイント | 7,200ポイント |
| 10万円 | 120万円 | 24,000ポイント | 38,400ポイント | 14,400ポイント |
3.2%還元のメリットを最大限受けるには、毎月10万円の積立が必要です。
ただし、ポイントを獲得するために投資額を無理に増やすのはおすすめできません。生活資金や緊急予備資金を確保し、無理のない範囲で積み立てましょう。
年間400万円に含まれる利用・含まれない利用
年間400万円の判定対象は、楽天カードのカードショッピング利用代金です。
判定対象になる利用
- 楽天ブラックカードのショッピング利用
- 年の途中で別券種から切り替えた場合の切り替え前の利用
- 家族カード会員の利用
- 複数枚保有している楽天カードの利用
年の途中で楽天カードや楽天プレミアムカードから楽天ブラックカードへ切り替えた場合、切り替え前の楽天カード利用分も合算されます。
また、本カード会員に紐づく家族カードの利用分や、複数枚の楽天カードを保有している場合の利用分も対象です。
判定対象外になる利用
- 楽天証券の投資信託クレカ積立
- キャッシング利用分
- キャッシング・ショッピングの手数料
- 3回以上の分割払いなどの手数料
- ATM・CDのキャッシング利用手数料
- キャンセルされた利用分
特に重要なのが、楽天証券の投信積立額は年間400万円の判定対象外である点です。
毎月10万円、年間120万円を楽天ブラックカードで積み立てても、残り280万円を使えば達成できるという計算にはなりません。投信積立とは別に、ショッピングで年間400万円以上利用する必要があります。
2027年分は2026年の利用額で判定
2027年の投信積立に適用される還元率は、2026年1月1日から12月31日までのカード利用額で判定されます。
ただし、カード利用情報が楽天カードへ届くタイミングにも注意が必要です。
2026年中の利用として判定されるためには、原則として以下の条件を満たす必要があります。
- 利用明細上の利用日が2026年1月1日~12月31日
- 2027年1月31日午後11時59分までに利用情報が楽天カードへ到着
店舗によっては、商品を購入した日と利用明細上の利用日が異なることがあります。
年末に400万円の条件を達成しようとすると、売上データの到着が遅れ、対象外になる可能性があります。ぎりぎりではなく余裕を持って利用しましょう。
3.2%分は2回に分けて進呈
年間400万円以上の条件を達成した場合、3.2%分の楽天ポイントは一度に進呈されません。
| ポイント内訳 | 進呈時期 |
|---|---|
| 基本の2.0%分 | 積立注文月の15日前後 |
| 追加の1.2%分 | 積立注文月の翌月末頃 |
例えば、毎月10万円を積み立てる場合、基本分として2,000ポイントが積立注文月の15日前後に進呈されます。
追加分の1,200ポイントは、翌月末頃に通常ポイントとして進呈される予定です。
ポイントが足りないと思った場合は、追加分の進呈時期を確認しましょう。
追加1.2%分が対象外になるケース
年間400万円以上を利用していても、追加の1.2%分が進呈されない場合があります。
公式サイトでは、次の条件が案内されています。
- 特典進呈月の前月末までに楽天会員を退会した
- 特典進呈月の前月末までに楽天ブラックカードを退会した
- 楽天ブラックカードの会員資格を失った
- 利用可能な楽天ブラックカードを保有していない
- 規約違反などでポイント進呈を実施できない
積立注文後すぐに楽天ブラックカードを解約・切り替えると、追加ポイントを受け取れない可能性があります。
カードの変更を予定している場合は、追加1.2%分が進呈されたことを確認してから手続きするのが安全です。
投信積立に使えるのは本人名義の楽天カードだけ
楽天証券の投信積立に登録できるのは、楽天証券の口座名義と一致する本人名義の楽天カードです。
家族カードを投信積立の決済カードとして登録することはできません。
一方、年間400万円のショッピング利用額には、家族カード会員の利用分も含まれます。
整理すると、以下のようになります。
- 投信積立の決済:楽天ブラックカード本カードのみ
- 年間400万円の判定:本カードと家族カードの利用分を合算
- 複数枚の楽天カード:利用額を合算
- 投信積立そのもの:400万円の判定対象外
楽天ブラックカード以外の還元率はどうなる?
今回の変更対象は楽天ブラックカードです。
代行手数料が年率0.4%未満の投資信託では、カードごとの基本還元率は次のとおりです。
| 楽天カードの種類 | 投信積立の還元率 |
|---|---|
| 楽天カード | 0.5% |
| 楽天ゴールドカード | 0.75% |
| 楽天プレミアムカード | 1.0% |
| 楽天ブラックカード | 2.0% |
| 楽天ブラックカード・年間400万円以上 | 3.2% |
代行手数料が年率0.4%以上の投資信託では、楽天ブラックカード以外の楽天カードは原則1.0%、楽天ブラックカードは2.0%または3.2%です。
ポイント還元率は、毎月12日時点の対象ファンドの代行手数料とカード種類に基づいて判定されます。
楽天ブラックカードの年会費を回収できる?
楽天ブラックカードの年会費は33,000円です。
今回の改定だけを目的に楽天ブラックカードを作る場合は、年会費と獲得ポイントを比較する必要があります。
現行2.0%から増えるポイントは最大14,400ポイント
すでに楽天ブラックカードを保有している人の場合、今回の改定による増加分は年間最大14,400ポイントです。
| 項目 | 金額・ポイント |
|---|---|
| 楽天ブラックカード年会費 | 33,000円 |
| 2.0%還元の年間ポイント | 24,000ポイント |
| 3.2%還元の年間ポイント | 38,400ポイント |
| 改定による増加分 | 14,400ポイント |
追加1.2%分だけで年会費33,000円を回収することはできません。
楽天ブラックカードを検討する場合は、投信積立以外の以下の特典も含めて判断しましょう。
- 楽天市場に関する特典
- 楽天銀行の優遇金利
- 旅行・空港関連サービス
- コンシェルジュサービス
- 付帯保険
- 家族カード
- 楽天グループのプレミアムプログラム
- 通常のショッピング利用特典
ポイント還元のために不要な買い物をして年間400万円を達成すると、節約効果より支出のほうが大きくなります。
他カードから切り替える場合の考え方
低コスト投資信託を毎月10万円積み立てた場合の年間ポイントを比較します。
| カード | 還元率 | 年間ポイント | 年会費 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 0.5% | 6,000ポイント | 無料 |
| 楽天ゴールドカード | 0.75% | 9,000ポイント | 2,200円 |
| 楽天プレミアムカード | 1.0% | 12,000ポイント | 11,000円 |
| 楽天ブラックカード | 2.0% | 24,000ポイント | 33,000円 |
| 楽天ブラックカード・条件達成 | 3.2% | 38,400ポイント | 33,000円 |
楽天カードの0.5%還元と、条件達成後の楽天ブラックカード3.2%還元を比較すると、年間ポイント差は32,400ポイントです。
年会費33,000円との差は600円のため、投信積立ポイントだけで大きく得をする設計ではありません。
ただし、楽天ブラックカードには投信積立以外の特典があります。もともと年間400万円以上カードを利用し、付帯特典も使う人にとっては、3.2%還元が大きなメリットになります。
最大3.2%還元がおすすめの人
今回の変更でメリットを受けやすいのは、次のような人です。
- すでに楽天ブラックカードを保有している
- 楽天カードを年間400万円以上利用している
- 家族カードを含めて支払いを集約している
- 楽天証券で毎月10万円積み立てる
- 楽天市場や楽天銀行なども利用している
- カード付帯サービスを活用している
- 長期的に投信積立を続ける予定がある
特に、すでに年間400万円以上利用している楽天ブラックカード会員は、追加の負担を増やさずに還元率が上がる可能性があります。
無理に狙わなくてもよい人
次のような人は、最大3.2%還元のために支出を増やす必要はありません。
- 年間カード利用額が400万円を大きく下回る
- 毎月の投信積立額が少ない
- 年会費無料カードを使いたい
- 楽天ブラックカードの付帯特典を使わない
- ポイント目的で不要な支出が増えそう
- 生活資金を投資に回す必要がある
- 年間400万円達成のために高額商品を買う予定
年間400万円の利用条件を達成できなくても、楽天ブラックカードの投信積立は2.0%還元です。
最大還元率だけにこだわらず、年会費や普段のカード利用額、投資可能額を含めて判断しましょう。
楽天ブラックカードで投信積立を設定する方法
楽天証券で楽天カードクレジット決済を設定する基本的な流れは次のとおりです。
- 楽天証券にログインする
- 積み立てたい投資信託を選ぶ
- 「積立設定」を選択する
- 口座区分を選択する
- 決済方法で「楽天カードクレジット決済」を選ぶ
- 楽天ブラックカードを登録する
- 毎月の積立金額を入力する
- 楽天ポイント利用の有無を設定する
- 目論見書などを確認する
- 内容を確認して設定する
楽天カードクレジット決済は、毎月12日までに設定すると、原則として翌月の積立注文に反映されます。
楽天証券と楽天カードの名義が一致していない場合や、カード認証時に利用停止になっている場合は、積立注文が実施されないことがあります。
よくある質問
3.2%還元はいつから?
2027年1月の積立購入分からです。公式発表では、2026年11月13日以降の積立設定分が対象と案内されています。
年間400万円に投信積立額は含まれる?
含まれません。
楽天証券の投信積立とは別に、楽天カードのショッピング利用で年間400万円以上を達成する必要があります。
家族カードの利用分は含まれる?
含まれます。本カード会員に紐づく家族カードのショッピング利用分も年間利用額へ合算されます。
ただし、家族カード自体を楽天証券の投信積立決済に利用することはできません。
別の楽天カードから切り替えた場合は?
年の途中で別券種から楽天ブラックカードへ切り替えた場合、切り替え前のカード利用分も年間利用額に合算されます。
複数枚の楽天カードを保有している場合も、それぞれの対象利用額が合算されます。
年間400万円未満の場合は還元率が下がる?
還元率は現在と同じ2.0%です。年間400万円未満だからといって、2.0%より低くなるわけではありません。
NISAの投信積立も対象?
楽天カードクレジット決済を利用できる投資信託であれば、NISAつみたて投資枠とNISA成長投資枠も対象です。
iDeCoや楽ラップの積立は、楽天カードクレジット決済の対象外です。
ポイントはいつ付与される?
2.0%分は積立注文月の15日前後、追加1.2%分は積立注文月の翌月末頃に進呈されます。
毎月いくらまで積み立てられる?
楽天カードクレジット決済の上限は、複数の投資信託を合計して毎月10万円です。
まとめ
楽天ブラックカードによる楽天証券の投信積立は、2027年1月購入分から最大3.2%還元になります。
ポイントをまとめると次のとおりです。
- 楽天ブラックカードの投信積立が最大3.2%還元
- 2027年1月の積立購入分から適用
- 年間400万円未満の場合は2.0%
- 年間400万円以上の場合は3.2%
- 年間利用額は積立購入年の前年実績で判定
- 楽天証券の投信積立額は年間400万円に含まれない
- 家族カード・複数の楽天カード利用分は合算
- 毎月10万円の積立で年間最大38,400ポイント
- 現行2.0%からの増加分は年間最大14,400ポイント
- 追加1.2%分は積立注文月の翌月末頃に進呈
すでに楽天ブラックカードを利用し、年間400万円以上のカード決済をしている人にとっては、投信積立の還元率アップは大きなメリットです。
一方、3.2%還元を目的に不要な買い物をしたり、無理に投資額を増やしたりするのは本末転倒です。
楽天ブラックカードの年会費33,000円や付帯特典、普段のカード利用額を含めて、自分に合うか判断しましょう。


