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京王電鉄など鉄道4社は、2026年10月7日から、クレジットカードなどのタッチ決済による「クレカ乗車」でVポイントが貯まる新サービスを開始します。
対象は京王電鉄、つくばエクスプレス、ゆりかもめ、江ノ島電鉄の全線全駅。事前にVポイントと「Q-move」を連携し、登録したVisaのタッチ決済で乗車すると、月間乗車金額200円につき1ポイントが付与されます。
クレジットカード自体の決済ポイントも対象となるため、条件を満たせば「決済ポイント」と「乗車ポイント」の二重取りが可能です。
本記事では、クレカ乗車でVポイントを貯める方法や対象路線、還元率、注意点を詳しく解説します。
クレカ乗車でVポイントが貯まるサービスの概要

10月7日より「クレカ乗車」でVポイントが貯まる新サービススタート~京王電鉄・つくばエクスプレス・ゆりかもめ・江ノ島電鉄にて実証実験を開始。いつもの移動でポイント獲得の機会が拡大~ (PDF)
今回発表された「乗車ポイント」の概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス開始日 | 2026年10月7日 |
| 乗車ポイント | 月間乗車金額200円(税込)につき1ポイント |
| 還元率 | 0.5%相当 |
| 対象ブランド | Visa |
| 対象カード | タッチ決済対応のクレジット・デビット・プリペイドカード |
| 対象交通事業者 | 京王電鉄、つくばエクスプレス、ゆりかもめ、江ノ島電鉄 |
| 対象路線 | 各社の全線全駅 |
| ポイント付与時期 | 利用翌月の10日前後 |
| 必要な手続き | VポイントアプリとQ-moveの連携 |
| 実施形態 | 2年間の実証実験 |
事前登録を済ませたVisaカードや、そのカードを設定したスマートフォンなどを改札の専用端末にタッチすると、乗車金額に応じてVポイントが貯まります。
毎回エントリーする必要はなく、一度利用手続きを完了すれば、対象となる4社で利用できます。
対象路線は京王線・井の頭線など4社の全線全駅
乗車ポイントの対象となる交通事業者は次の4社です。
- 京王電鉄
- つくばエクスプレス
- ゆりかもめ
- 江ノ島電鉄
京王電鉄では、京王線や井の頭線などの全線全駅が対象です。
ただし、通常の交通系ICカード用改札ではなく、タッチ決済対応の専用端末を利用する必要があります。駅によって設置場所が異なる可能性があるため、乗車前にVisaのタッチ決済マークがある端末を確認しましょう。
また、相互直通運転によって列車が他社路線へ乗り入れる場合、他社路線区間の運賃は乗車ポイントの対象外です。
乗車金額200円につきVポイントが1ポイント貯まる
乗車ポイントは、対象交通事業者ごとの月間乗車金額に応じて、200円につき1ポイント付与されます。還元率に換算すると0.5%です。
乗車ポイントの目安
| 月間の対象乗車金額 | 乗車ポイント |
|---|---|
| 1,000円 | 5ポイント |
| 5,000円 | 25ポイント |
| 10,000円 | 50ポイント |
| 20,000円 | 100ポイント |
| 30,000円 | 150ポイント |
例えば、京王線・井の頭線に毎月2万円分乗車した場合、新たに貯まる乗車ポイントは月100ポイント、年間では1,200ポイント相当です。
還元率だけを見ると大きくはありませんが、従来は乗車で獲得できなかったポイントが、普段どおり電車を利用するだけで貯まる点がメリットです。
なお、付与対象金額はQ-move会員IDごと、かつ対象交通事業者ごとに集計されます。
クレジットカードの決済ポイントと二重取りできる
本サービスの大きな特徴が、カード会社から付与される「決済ポイント」と、新サービスの「乗車ポイント」を二重取りできることです。
一般的なVisaカードの場合
一般的なVisaブランドのカードでクレカ乗車した場合は、次のポイントを獲得できます。
- カード会社が設定する決済ポイント
- 乗車金額200円につきVポイント1ポイント
カード会社が異なるVisaカードでも、VポイントアプリとQ-moveを連携し、対象カードとして登録すれば乗車ポイントの対象になります。
ただし、カード自体の決済ポイントについては、それぞれのカード会社が定める還元率や対象条件が適用されます。
Oliveなら合計最大8.5%相当になる場合も
京王電鉄の発表資料では、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードをスマートフォンのタッチ決済で利用する例が紹介されています。
1カ月に1,000円分乗車した場合の例は次のとおりです。
- 決済ポイント8.0%相当:80ポイント
- 乗車ポイント0.5%相当:5ポイント
- 合計:85ポイント
条件を満たせば、合計8.5%相当のポイント還元となります。
ただし、8.0%還元はすべてのVisaカードや乗車方法に適用されるわけではありません。対象となる三井住友カードをスマートフォンのタッチ決済で利用することなど、所定の条件があります。
カード現物のタッチ決済や、対象外カードでは8.0%還元にならないため注意してください。
クレカ乗車でVポイントを貯めるための登録方法
乗車ポイントを受け取るには、乗車前にVポイントアプリとQ-moveを連携する必要があります。
手順1:Vポイントアプリを用意する
スマートフォンにVポイントアプリをインストールし、V会員登録を完了させます。
すでにVポイントカードを持っている場合は、アプリにV会員番号を登録してください。Vポイントカードを持っていない場合も、アプリから新規登録できます。
手順2:「乗車で貯まる」から手続きを始める
Vポイントアプリを起動し、「貯める・使う」メニューにある「乗車で貯まる」アイコンを選択します。
利用手続きは2026年10月7日午前11時から開始予定です。システムの都合により、開始時刻が前後する場合があります。
手順3:Q-moveに登録する
Vポイントアプリから「Q-move」サイトへ移動し、マイページにログインします。
Q-moveのアカウントを持っていない場合は、新規会員登録が必要です。
手順4:V会員番号とQ-move会員IDを連携する
V会員番号とQ-move会員IDを連携します。
連携できるのは、1つのV会員番号につき1つのQ-move会員IDです。
手順5:Visaカードを登録する
Q-moveマイページに、タッチ決済対応のVisaカードを登録します。
対象になるのは次のカードです。
- Visaのクレジットカード
- Visaデビットカード
- Visaプリペイドカード
- 登録カードを設定したスマートフォン
- 登録カードを設定した対応ウェアラブル端末
登録完了後、対象路線の専用端末へカードやスマートフォンをタッチすれば、乗車ポイントが貯まります。
乗車ポイントはいつ付与される?
乗車ポイントは、対象交通事業者でクレカ乗車した翌月の10日前後に付与されます。
例えば、2026年10月中に乗車した分は、原則として2026年11月10日前後に付与される予定です。
ただし、乗車した日時や決済データの処理状況によっては、翌々月以降になる場合があります。
獲得したポイントは、VポイントアプリまたはVポイントサイトのマイページで確認できます。乗降履歴や決済履歴はQ-moveのマイページから確認可能です。
ポイント付与対象外になるケース
次のような利用は、乗車ポイントの対象になりません。
- 交通系ICカードで乗車した場合
- 磁気乗車券やQRコード乗車券を利用した場合
- 定期券を購入した場合
- 一日乗車券などの企画券を購入した場合
- 交通系ICカードへチャージした場合
- Visa以外のタッチ決済カードで乗車した場合
- VポイントとQ-moveの連携前に乗車した場合
- Q-moveに登録していないカードを利用した場合
- タッチ決済に対応していない駅で乗降した場合
- 決済が正常に完了しなかった場合
- ポイント付与前にID連携を解除した場合
- Q-moveを退会した場合
- Q-moveに乗降履歴が表示されない場合
- 相互直通先となる他社路線区間を利用した場合
特に注意したいのが、事前登録前の乗車はさかのぼってポイント付与されない点です。サービス開始後に利用する予定がある人は、最初の乗車前に登録を済ませておきましょう。
スマホやウェアラブル端末では履歴を確認しよう
登録したVisaカードをApple PayやGoogle Payなどに設定し、スマートフォンで乗車することもできます。
ただし、公式サービスページでは、スマートフォンやウェアラブル端末による一部のタッチ決済について、Q-moveマイページに乗降履歴が表示されない場合があると案内されています。
履歴が表示されない乗車は、ポイント付与の対象外です。
スマートフォンで利用した後は、一度Q-moveの乗降履歴を確認しておくと安心です。正常に表示されない場合は、以後、登録済みのカード現物を利用する方法も検討しましょう。
定期券利用者にもお得?
今回の乗車ポイントは、定期券の購入が対象外です。そのため、通勤・通学定期券を購入している人が、定期券代に対して0.5%の乗車ポイントを受け取ることはできません。
一方で、次のような利用ではメリットがあります。
- 定期券区間外へ乗り越す
- 週数回だけ電車を利用する
- テレワーク中心で定期券を購入していない
- 京王線や井の頭線を買い物・レジャーで利用する
- 江ノ島やお台場、つくば方面へ出かける
- 交通系ICカードへのチャージを減らしたい
毎日の定期利用よりも、都度払いで乗車する人に向いているサービスといえるでしょう。
クレカ乗車と交通系ICカードはどちらがお得?
クレカ乗車には、事前チャージが不要でカードの決済ポイントも貯められるメリットがあります。
一方、交通系ICカードには、対応路線や利用できる改札が多いという利便性があります。
| 比較項目 | クレカ乗車 | 交通系ICカード |
|---|---|---|
| 事前チャージ | 不要 | 原則必要 |
| 乗車ポイント | 対象路線なら0.5% | サービスによって異なる |
| カード決済ポイント | 貯まる場合がある | チャージ方法によって異なる |
| 利用できる改札 | 専用端末 | 多くの自動改札 |
| 対応路線 | 拡大中 | 全国的に多い |
| 定期券 | 今回のポイント対象外 | 利用可能 |
京王線や井の頭線など対象路線を都度利用する人は、クレカ乗車へ切り替えることで、ポイントを獲得しやすくなります。
ただし、乗り換え先がクレカ乗車に対応していない場合や、相互直通区間を頻繁に利用する場合は、交通系ICカードのほうがスムーズなケースもあります。
よくある質問
MastercardやJCBでもVポイントは貯まる?
サービス開始時点で乗車ポイントの対象になるのはVisaブランドのみです。Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどは対象外です。
対象ブランドは今後拡大する予定とされています。
三井住友カード以外のVisaカードも対象?
対象です。
タッチ決済対応のVisaカードをQ-moveに登録し、Vポイントアプリから利用手続きを完了すれば、他社発行のVisaカードでも乗車ポイントの対象になります。
ただし、カード自体の決済ポイントや還元率は発行会社によって異なります。
交通系ICカードで乗ってもVポイントは貯まる?
貯まりません。
対象になるのは、登録したVisaカードやスマートフォンを使った「クレカ乗車」です。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードによる乗車は対象外です。
定期券の購入でもポイントは貯まる?
今回の乗車ポイントは定期券購入が対象外です。一日乗車券などの企画券も対象外となります。
登録前の乗車分も後からポイントが付く?
付きません。VポイントアプリとQ-moveの利用手続きを完了した後の乗車から対象になります。
毎回エントリーが必要?
一度利用手続きを完了すれば、乗車のたびにエントリーする必要はありません。登録したVisaカードなどを専用端末にタッチするだけです。
まとめ
2026年10月7日から、京王電鉄、つくばエクスプレス、ゆりかもめ、江ノ島電鉄で、クレカ乗車によるVポイントの付与が始まります。
主なポイントをまとめると次のとおりです。
- 月間乗車金額200円につきVポイント1ポイント
- 還元率は0.5%相当
- カードの決済ポイントと二重取りできる
- 対象ブランドはVisa
- VポイントアプリとQ-moveの事前連携が必要
- 対象4社の全線全駅で利用可能
- ポイントは原則として翌月10日前後に付与
- 交通系ICカード、定期券、企画券は対象外
- 4社では2年間の実証実験として実施
特に京王線や井の頭線を都度払いで利用している人は、これまでと同じ移動でVポイントを貯められるようになります。
ただし、登録前の乗車はポイント対象になりません。サービス開始後に利用する場合は、VポイントアプリとQ-moveの連携を先に済ませておきましょう。


